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yosi0605's blog

とりとめのない備忘録です

新宿末廣亭に行く

河口湖駅から新宿までは高速バスで移動。
新宿駅西口から叔父が予約してくれたホテルまでは大した距離ではないので歩いて移動した。まぁ、ザックを背負って、金剛杖を持って闊歩するのは少々・・・大分・・・まぁ恥ずかしかったが、「10分くらいだから」と自分に言い聞かす。ホテルのロビーで荷物を下ろせたときはホッとした。
携帯がバッテリー切れになったのでホテルの公衆電話から叔父に連絡。合流してチェックイン。新宿御苑が見える中々良い部屋だった。


(翌朝の風景)



一息入れて、ある意味富士登山よりも重要な「末廣亭」に向かう。出発前に各寄席の出演者をネットでチェックして、どうせ見るならば「末廣亭八月上席夜の部」と決めていた。それで叔父に「ヤドタノム」と一報した時も「シンジュクデタノム」と付け加えておいたのだった(なんちゅう甥っ子だ)。



写真では見にくいかもしれないが出演者は伊藤夢楽桃月庵白酒柳家さん吉、昭和のいるこいる、三遊亭歌武蔵、川柳川柳柳家小菊、柳亭市馬三遊亭金馬、古今亭菊春、ホームラン、柳家さん喬、橘家円太郎、鏡味仙三郎社中、そしてトリが柳家花緑。五時のオープニングは落語家三人が交互出演となっていたが、遅れて入ったので見のがしてしまった。出発前にネットで見たときはトリがさん喬になっていたと思ったが、昼の部に正蔵が出演するので、昼夜とも若手がトリをとる企画になったのだろうと考える。

出遅れたせいで一階は満席になっていたので二階席に通される。二階席といっても○○ホールとか□□会館と違い演者がとても近い。しかし座布団が薄いせいか、畳の感触がダイレクトに伝わってきて段々尻が痛くなってくる。二階はそれほど混んでいるわけではなかったので、失礼して足を伸ばしたりして、ひたすら尻の痛みを忘れるように努める。アウトドア用の折りたたみ座布団でもあれば良かったかも。

●出演者三人の写真(さん喬、金馬、花録)

今回の(自分にとっての)目玉は何と言っても「柳家さん喬」だった。ずいぶん前に、確かNHK−BSで見たと思うが、派手ではないが巧い人だといった印象があった。柳家喬太郎の師匠だとは最近知った。プログラムと順番が変更になり、歌武蔵とさん喬が入れ替わった形になった。さん喬が突然6時過ぎに登場して、見ているこっちが「あれ?」と驚いたが、さん喬の方は「いつも通りですよ」といった感じで自然に始まる。噺は『天狗裁き』だった。いや、これが、面白いのなんの。特に派手なわけでもないけれど、これが「普通の私ですよ」といった感じにテンポ良く噺が進む。客を「笑わしてやろう」なんて“いやらしさ”が微塵も感じられない。ただ巧いだけでなく、立ち居振る舞いの品が良いんだな。これは寄席が初めてでも充分に分かったよ。満足満足。

中入りの前には三遊亭金馬が登場。御年80歳だ。いや、なんかそこに座ってくれるだけで良いんです、って柔らかな雰囲気が漂ってました。年が年ってことで前の出演者が何人も心配していたんだよね、「師匠、大丈夫ですかねぇ〜」なんて。しかし、とんでもない!『麻のれん』(『按摩の蚊帳』とも言ったはず)で笑わせてくれました。叔父は「お笑い三人組」(当時三遊亭小金馬、一竜斎貞鳳、江戸屋猫八)を知っている世代ですからひたすら懐かしがってましたが(^^)

さて、トリの花緑の登場となるのですが、8時を過ぎるとさすがに今までの疲れが出てきて睡魔が襲ってきました。何せ前々日は朝三時起きで、前日は仮眠の合計が三時間だもんね。それでも仙三郎社中の大神楽は「おお!おおっ!」と重い目を開いてくれたのです。しかし・・・・・・花緑が出てきて・・・・・・マクラで船を漕いでしまいました(>_<)
だから噺が何だったか分かりません。これは書こうか書くまいか少々悩んだんですがね、若手へのエールということで書くことにしました。出てきたときは一瞬高座が明るくなったような気がしたんで、「華がある」のは間違いないと思うし、これからの人なんだから頑張ってもらいと思うのです。



外に出ると深夜寄席のために随分と並んでいた。
末廣亭からそれほど離れていない専門店?に入り焼き鳥とビールで乾杯した。美味いっ!×∞。

(次回が本当の最後です)


*この柳家さん喬の『天狗裁き』がYahoo動画で見られるようですので是非どうぞ。Internet Explorerのみに対応しているようです。
動画ならGYAO!ストア

*ついでにこちらもどうぞ。
落語の高座を舞台に変える「柳家さん喬」 [落語] All About