親切な先輩より読売新聞で連載された 「時代の証言者 噺家の了見〜柳家権太楼」全30回のコピーを頂戴した。その面白さに圧倒される。文章をまとめた編集委員氏は「これぞプロ!」という仕事をしたと思う。
内容をブログ記事にアップするわけにはいかないので、スキャンしてPCの「永久保存記事」フォルダに取り込んでおこう。
記念?に、連載30回分の読売新聞編集委員室のツイートも記録しておく。
朝刊連載「時代の証言者」~柳家権太楼さんの1回目です。パワフルな話術と愛嬌たっぷりの仕草で演じる爆笑落語の第一人者。寄席出演中に東日本大震災に遭遇し、「噺家にしかできないやり方で被災者を元気づけること」に情熱を注ぎました。笑いの中に本音が光る、平成の落語家魂を語り下ろします。 pic.twitter.com/Uv9WDoLJED
— 読売新聞 編集委員室 (@y_seniorwriters) 2017年6月9日
朝刊連載「時代の証言者」~柳家権太楼さんの2回目です。あこがれの古今亭志ん朝師匠の背中を追いかけ、年間800席以上というハイペースで爆笑落語を演じるという「権太楼奮闘記」の一席! 写真の左から三人目が志ん朝師匠。さて権太楼さんはどこに? pic.twitter.com/cF1caISH44
— 読売新聞 編集委員室 (@y_seniorwriters) 2017年6月12日
朝刊連載「時代の証言者」~柳家権太楼さんの3回目です。「権太楼落語の原点」は母親の静子さん。東京・木場の大工の親方の娘、チャキチャキの江戸っ子です。そんな肝っ玉母さんに連れられ、権太楼さんの寄席通い小学校時代に始まりました。写真は自宅前で遊ぶ権太楼少年(左)。 pic.twitter.com/kk7XVuLIc2
— 読売新聞 編集委員室 (@y_seniorwriters) 2017年6月12日
朝刊連載「時代の証言者」~柳家権太楼さんの4回目です。噺家になった息子を応援し続けた権太楼さんの母親、静子さん。チャキチャキの江戸っ子だった肝っ玉母さんへの思いを込めて、権太楼さんは、全国ネットのテレビ番組で、歌手小林幸子さんを助っ人にして、「最後の親孝行」をしたのです。 pic.twitter.com/li7ylAj2Q8
— 読売新聞 編集委員室 (@y_seniorwriters) 2017年6月14日
朝刊連載「時代の証言者」~柳家権太楼さんの5回目です。小中学校の同級生は女優の倍賞美津子さん。高校の文化祭ではクラス対抗で落語を披露し見事優勝。大学では他校のオチケン(落語研究会)へ道場破りをする活躍ぶり。「ビートルズより立川談志」という若き日の権太楼さんが躍動します。 pic.twitter.com/okas7YOZbA
— 読売新聞 編集委員室 (@y_seniorwriters) 2017年6月16日
朝刊連載「時代の証言者」~柳家権太楼さんの6回目です。明治学院大学1年生の時に早くも「落語就活」を始めた権太楼さん。五代目柳家つばめ師匠の著書「落語の世界」を読んで感激、「優しくて人格者。こんな人の弟子になりたい!」とつばめ師匠宅を訪れるのですが・・・。 pic.twitter.com/kh0bMIpAmz
— 読売新聞 編集委員室 (@y_seniorwriters) 2017年6月18日
朝刊連載「時代の証言者」~柳家権太楼さんの7回目です。3年前の「落語就活」での約束通り、大学を卒業後に五代目柳家つばめ師匠宅の門を叩いた権太楼さん。大師匠にあたる柳家小さん師匠の許可を得、「柳家ほたる」というかわいらしい名前をもらって、いよいよ待望の噺家修業のスタートです。 pic.twitter.com/31EFQYE6AL
— 読売新聞 編集委員室 (@y_seniorwriters) 2017年6月19日
朝刊連載「時代の証言者」~柳家権太楼さんの8回目です。プロの噺家にはなれたものの、寄席は前座がいっぱいで楽屋にも入れません。「前座見習い」の権太楼(当時はほたる)さんは、デパートのイベント司会、キャバレーの余興、ラジオのレポーターとアルバイトざんまい。でも心に秘めた野望が・・。 pic.twitter.com/vRXB3tndPT
— 読売新聞 編集委員室 (@y_seniorwriters) 2017年6月21日
朝刊連載「時代の証言者」~柳家権太楼さんの9回目です。△朝さん、△太郎さんとともに「寄席のワースト前座」と言われる自由すぎる前座生活。でも、つばめ師匠の体調が悪化し・・・。写真は目白の小さん宅に集まった柳家の若手たち。権太楼さんは左から2人目。あとの4人は誰でしょう? pic.twitter.com/9UgLzPtkhD
— 読売新聞 編集委員室 (@y_seniorwriters) 2017年6月21日
朝刊連載「時代の証言者」~柳家権太楼さんの10回目です。師匠柳家つばめが亡くなり、大師匠の柳家小さんに引き取られた前座のほたる(権太楼)は、目白の家に自分の居場所を見つけることができず、初めての壁にぶち当たります。「ひとりぼっち」と思い込んだほたる君は、どこへいくのでしょう? pic.twitter.com/SfltgTmQCZ
— 読売新聞 編集委員室 (@y_seniorwriters) 2017年6月24日
朝刊連載「時代の証言者」~柳家権太楼さんの11回目です。学生時代から生活のすべてが「落語一色」だった権太楼さん。ついに人生の伴侶となる女性を落語会で見つけました。「性格の一致」ではなく「落語観」が一致した2人は「あんみつ事件」「レポート事件」などを通して結びつきを深めていきます。 pic.twitter.com/KYKUqngSrk
— 読売新聞 編集委員室 (@y_seniorwriters) 2017年6月25日
朝刊連載「時代の証言者」~柳家権太楼さんの12回目です。のちに奥さんとなる彼女の実家へ行き「僕は彼女より落語を取ります」と言ってしまった権太楼さん。それを聞いて「あたしが責任を持って所帯を持たせる!」と宣言した江戸っ子のお母さん。どうなる結婚問題! その先は本紙連載で。 pic.twitter.com/Ey7bagMXCw
— 読売新聞 編集委員室 (@y_seniorwriters) 2017年6月26日
朝刊連載「時代の証言者」~柳家権太楼さんの13回目です。二ツ目になった権太楼さんは、相変わらず忙しいタレント活動を続けながら「こんなことをしていていいのか、俺は落語をやりたい」と悩みます。落語かタレントか。ある出来事が、権太楼さんの行く道を決めることになりました。 pic.twitter.com/ePsdYUfsnq
— 読売新聞 編集委員室 (@y_seniorwriters) 2017年6月27日
朝刊連載「時代の証言者」~柳家権太楼さんの14回目です。「勝てる」と思って挑んだ若手落語コンクールで、人気絶頂の小朝さんに最優秀賞をさらわれた権太楼さん。トップは逃したものの、コンクールで演じた「反対俥」が面白いと評判になり、落語の仕事が次々と舞い込んだ・・・。 pic.twitter.com/tJddNlcENk
— 読売新聞 編集委員室 (@y_seniorwriters) 2017年6月28日
朝刊連載「時代の証言者」~柳家権太楼さんの15回目です。NHK新人落語コンクールで認められた権太楼さんは、NHKテレビ「お達者くらぶ」のレギュラーに抜擢されました。ドイツ文学者の高橋義孝氏、俳人の楠本憲吉氏ら、いままで知らなかった文化人との共演で、面白逸話もいろいろと・・・。 pic.twitter.com/FCF9hW4gNI
— 読売新聞 編集委員室 (@y_seniorwriters) 2017年7月1日
朝刊連載「時代の証言者」~柳家権太楼さんの16回目です。NHKテレビ「お達者クラブ」で共演した権太楼さんと、「寅さんのおばちゃん」こと三崎千恵子さん。噺家と女優の新旧コンビは、初めこそ息が合わなかったが、次第に打ち解け、ついには2人で余興芸の「透視術」に挑戦するほどに。 pic.twitter.com/tKhsRb1tB1
— 読売新聞 編集委員室 (@y_seniorwriters) 2017年7月2日
朝刊連載「時代の証言者」~柳家権太楼さんの17回目です。面白落語が評価されて、そろそろ真打昇進も視界に入ってきた権太楼さん。智子夫人の協力を得、独特の稽古法を駆使して、「反対俥」のような得意ネタをさらに増やすべく、奮闘します。 pic.twitter.com/MTbq2gGgKX
— 読売新聞 編集委員室 (@y_seniorwriters) 2017年7月3日
朝刊連載「時代の証言者」~柳家権太楼さんの18回目です。落語家の序列では一つ下の後輩になる春風亭小朝が36人抜きで真打ちに昇進。「一番抜かれた」さん光(権太楼)さんの元へ取材陣が殺到しました。「悔しいでしょ?」。でも本当は、悔しくも何ともなかったんです。その理由とは・・・? pic.twitter.com/3TVsUVnLHa
— 読売新聞 編集委員室 (@y_seniorwriters) 2017年7月4日
朝刊連載「時代の証言者」~柳家権太楼さんの19回目です。真打ちになったら、名前をどうするのか。第一希望だった「昔々亭桃太郎」は、当代桃太郎に先を超され、他の候補「小半治」「枝太郎」なども小さん師匠のお気に召さない様子。最後に小さん師匠が「権太楼がいいな」というご意向を・・・。 pic.twitter.com/RovToe07t3
— 読売新聞 編集委員室 (@y_seniorwriters) 2017年7月5日
朝刊連載「時代の証言者」~柳家権太楼さんの20回目です。1982年の秋、権太楼さんの真打ち昇進披露興行が始まりました。都内の寄席を50日間でめぐる長丁場です。主役である権太楼さんの心配はただひとつ、「お金がもつかな?」。さて興行の収支決算は・・・? pic.twitter.com/DcZ4uHnHkG
— 読売新聞 編集委員室 (@y_seniorwriters) 2017年7月8日
朝刊連載「時代の証言者」~柳家権太楼さんの21回目です。真打ちに昇進した1982年、権太楼さんは今後の噺家人生を考え「長期計画」を立てました。最初の10年で権太楼落語を確立し、次の10年で顔と名前を売る。「完璧な計画」と本人は自負していましたが、最初に思わぬつまづきが・・・。 pic.twitter.com/iGEoJSd07n
— 読売新聞 編集委員室 (@y_seniorwriters) 2017年7月9日
朝刊連載「時代の証言者」~柳家権太楼さんの22回目です。権太楼さんは、上方落語の桂枝雀師匠の高座を見て「これが俺の求める権太楼落語だ!」と感動します。同じ頃、松竹新喜劇の藤山寛美さんに「この子は伸びる」と褒められました。若手真打ち・権太楼さんの充実した日々です。 pic.twitter.com/kS9q6iNVMx
— 読売新聞 編集委員室 (@y_seniorwriters) 2017年7月10日
朝刊連載「時代の証言者」~柳家権太楼さんの23回目です。新米真打ちの権太楼さんはNHKラジオ「土曜サロン 広瀬久美子のラジオワイド」にレギュラー出演し、名物アナウンサー・ヒロクミさんと毎週、おしゃべりバトルを繰り広げました。曲と曲の間に三題噺(ばなし)を作るという離れ業にも挑戦! pic.twitter.com/Uvj5EnQWPn
— 読売新聞 編集委員室 (@y_seniorwriters) 2017年7月12日
朝刊連載「時代の証言者」~柳家権太楼さんの24回目です。権太楼さんが「生涯のライバル」という柳家さん喬さんと「二人会」を始めたきっかけは、1990年代、当時の落語協会事務局長に「どちらか1人でいいから、売れてください!」と言われたこと。もちろん、2人とも売れましたけど・・・ pic.twitter.com/55xXkF63L2
— 読売新聞 編集委員室 (@y_seniorwriters) 2017年7月12日
朝刊連載「時代の証言者」~柳家権太楼さんの25回目です。権太楼さんは修業時代、柳家小さん師匠に「おそれ多くて」一度も噺の稽古をお願いできなかったそうです。真打ち昇進後、おそるおそる頼んでみたら、すし屋のカウンターで宝物のような芸談をたっぷりと聞くという極上の「稽古」が・・・。 pic.twitter.com/xDoo0GALZe
— 読売新聞 編集委員室 (@y_seniorwriters) 2017年7月15日
朝刊連載「時代の証言者」~柳家権太楼さんの26回目です。噺家みんなのあこがれだった古今亭志ん朝。寄席でトリをとっても、ゴルフコンペ「矢来クラシック」を主催しても、満員御礼。権太楼さんは、志ん朝さんが大切にしているお家芸「疝気(せんき)の虫」に、果敢にも挑戦しますが・・・。 pic.twitter.com/A7ySXqXlaM
— 読売新聞 編集委員室 (@y_seniorwriters) 2017年7月17日
朝刊連載「時代の証言者」~柳家権太楼さんの27回目です。志ん朝、小さん両師匠が次々亡くなった2000年代の初め。名人亡き後、不入りの寄席にどうやって客を呼ぶのか。権太楼さんたちが知恵を絞って考えたのが「円朝まつり」でした。落語ファンと噺家が自由に触れあえるイベント。その成否は? pic.twitter.com/My8zKrjDHR
— 読売新聞 編集委員室 (@y_seniorwriters) 2017年7月18日
朝刊連載「時代の証言者」~柳家権太楼さんの28回目です。「世界一周の豪華客船で落語を一席」という仕事を引き受け、意気揚々と乗り込んだ権太楼さん。船内どこへいっても客の視線を感じ、バーに行けば「リクエストアリマスカ」とフィリピンバンドに迫られる。「ああ、船には逃げる場所がない!」 pic.twitter.com/z37kigWzYW
— 読売新聞 編集委員室 (@y_seniorwriters) 2017年7月19日
朝刊連載「時代の証言者」~柳家権太楼さんの29回目です。噺家として最も脂ののりきった60代前半に、多臓器不全、腎臓がん、ぼうこうがんを患った権太楼さん。「寄席で頑張ってる仲間に負けるわけにはいかない」と、抗がん剤治療を受けながら高座に上がり続けました。 pic.twitter.com/08HG2YTPfd
— 読売新聞 編集委員室 (@y_seniorwriters) 2017年7月22日
朝刊連載「時代の証言者」~柳家権太楼さんの30回目です。落語家の本音話もいよいよ最終回。「あの世で会いたい」というほど尊敬する冒険家植村直己さんと、五代目柳家小さん師匠との絆を語ってもらいます。写真は、懐かしい落語家だけの野球チーム「ヨタローズ」の面々。権太楼さんはどこにいる? pic.twitter.com/Ln33IceBs5
— 読売新聞 編集委員室 (@y_seniorwriters) 2017年7月23日