一冊、面倒くさい本に手を付けてしまい、その本がなかなか読み終えることができない。
気分転換に漫画に手を付けたのだが、漫画だから読みやすいけど、内容はどんと重くて深かった。
いや、おざわゆきさんのこの漫画はそうなることを予想して買ったのだから、ある意味予想通りだったと言えるだろう。
名古屋空襲を描く(第一巻はその序章)『あとかたのまち』。
実父のシベリア抑留体験を描いた『凍りの掌』。
一日一日と終戦(敗戦)70周年に向けて歩んでいる今読まれてしかるべき本。
- 作者: おざわゆき
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/06/13
- メディア: コミック
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- 作者: おざわゆき
- 出版社/メーカー: 小池書院
- 発売日: 2012/06/23
- メディア: コミック
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6月27日にNHKラジオ第一「すっぴん!」で高橋源一郎が紹介した本。
柳家小三治が先代柳家小さんに向けた弔辞(「見事なお骨でした」)を読みたくて購入。
内容はPodcastingで聴くことができます。
源ちゃんのゲンダイ国語|すっぴん!|NHKラジオ第1
- 作者: 文藝春秋,文芸春秋=
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/07
- メディア: 単行本
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80年代ポップ界のスター、大江千里。
彼が胸に秘めていた「いつかはジャズをやるのだ」という志を実行すべく、それまでのキャリアを捨ててアメリカに留学する。
現在はジャズのCDもリリースして順調に活動しているが、文筆の方もテンポよく、苦労を表現するにも重くなりすぎず(本人はとんでもなく大変だったのだろうが)、「味のある文章」を楽しめる(これは読者の特権か)。
こちらも急ぐことなく、ゆっくりと、並走する気分で気長に最後まで読み続けたい。
9th Note/Senri Oe IIIジャズ学校の異邦人<「9th Note /Senri Oe」シリーズ> (カドカワ・ミニッツブック)
- 作者: 大江千里
- 出版社/メーカー: ブックウォーカー
- 発売日: 2013/05/30
- メディア: Kindle版
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