ラジオの『小沢昭一的こころ』のテーマが脳内リフレインしている。
『ラジオのこころ』が遺作ということになるのか。
- 作者: 小沢昭一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/06/27
- メディア: 単行本
- クリック: 8回
- この商品を含むブログ (15件) を見る
- 作者: 小沢昭一
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/08
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 8回
- この商品を含むブログ (9件) を見る
http://mainichi.jp/select/news/20121210k0000e040104000c.html
毎日新聞 2012年12月10日 11時21分(最終更新 12月10日 19時14分)ラジオ番組での軽妙な話芸や一人芝居、芸能史研究でも知られた俳優の小沢昭一(おざわ・しょういち)さんが10日午前1時20分、前立腺がんのため東京都内の自宅で死去した。83歳。通夜は14日午後6時、葬儀は15日午前11時、東京都新宿区南元町19の2の千日谷会堂。喪主は妻英子(えいこ)さん。
東京生まれ。早稲田大在学中に俳優座養成所に入所。「幕末太陽伝」「豚と軍艦」などの映画に出演、1966年の「『エロ事師たち』より 人類学入門」(今村昌平監督)で、毎日映画コンクール男優主演賞を受賞した。
82年には井上ひさしらと「しゃぼん玉座」を作り、「国語事件殺人辞典」や「吾輩は漱石である」などの井上作品を上演。一人芝居「唐来参和(とうらいさんな)」は83年から00年まで全国各地で660回演じた。
73年から始まったラジオ番組「小沢昭一の小沢昭一的こころ」は、風刺の利いた語りが支持を得て、放送回数が1万回を超えた。
40代になって「芸能の原点」の追究を志し、放浪芸を収集。浪花節、万歳(まんざい)、猿回し、ストリップなどの芸能の出自や役割を探求し、レコードや「日本の放浪芸」「放浪芸雑録」などの著作にまとめた。
10年4月から、落語家の春風亭小朝さんと高座を開始。芸談やハーモニカ演奏、歌などを熱演した。
98年に前立腺がんが見つかり治療を続けていたが、12年9月に入院。「小沢昭一的こころ」の出演も見合わせていた。01年勲四等旭日小綬章を受章、07年「小沢昭一的こころ」などの功績で菊池寛賞を受賞した。