今回京都に行くにあたり、是非とも行きたいところが一つだけあった。
それは「祇園 川上」であります。
そう、直木賞作家、松井今朝子先生のご実家の割烹料理店です。
正確に言うと、お店を開いた初代が松井先生のお父上でありますが、現在は松井家の手を離れ、その松井新七氏の薫陶を受けた加藤氏が代表となり、経営をされている。このあたりのことは下記リンクの4月7日の日記をお読みいただきたい。
さて、本来グルマンであっても決してグルメではない自分が、京都の、それも祇園の一流割烹の味が理解できるか……とてつもなく不安であるが、こんな機会は二度とないかもしれないと思い直し、HPから電話番号を調べて予約をした。
で、京都参拝旅行の二日目、京都市内のホテルにチェックイン。
本来ならホテルの中で団体で夕食を取ることになっていたのだけど、京都の親戚(仕事で赴任中)と会うために予めキャンセルしておいた。
添乗員さんにはご面倒をお掛けしてしまった。
すいません。
親戚とは、あの(池波正太郎の本にも出ている)イノダコーヒー(本店)で待ち合わせにした。
久しぶりなので震災後の積もる話をしていたら、あっという間に川上の予約した時間が迫ってきたのでタクシーをひろった。
タクシーを降りたら間もなく一力茶屋。
頭の中で「由良さぁ〜ん、こちらぁ〜」とリフレインしてくる^^;
そこからは、さほど道に悩まず川上に到着できて一安心したが、いよいよと思うと緊張してくる。
思い切って店内に足を踏み入れたら、いきなりカウンターに席がセッティングされているのが目に入り、これでさらに緊張してしまった(*_*;
それでもビールをいただいて、板長さんの落ち着いた接客でだんだん落ち着いてはきましたが^^;。
料理は、
など。
正確に表現できてないかもしれませんが、それは私のボキャブラリー不足ですm(__)m
う〜ん、なんと言っていいのか、すべてが凛としていると言ったらいいのか…。
食べていて、一口ごとに目が開かれるような気がしました、はい。
それにつけても琵琶湖の鮎はビールに最高に合いました!
最後のデザートでミニトマトを口に入れた瞬間驚きました。
甘いんですよ。
そうしたら「先代の本に載っているもので、湯引きして皮を剥いたトマトをシロップに漬けて冷やしたもの」だそうです。
「先代も元気でやっております」とのことなので、家に帰ってからネット上を検索したら見つけました!
- 作者: 松井新七
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速攻で買ったのは言うまでもありません。
全てに満足して、お店をあとにして、そこでさらに驚いたことが…。
これは実際に行って体験してください。
さて、カウンターに座ってましたので、目の前に板長さんがいらっしゃいます。
料理の数々を写真に、なんてことはできませんでした(緊張してたし)。
が、後から調べたらほどんど同じ時期に川上に行った方が食べログにアップされてました。
こちらの方は座敷だったんですね。
『京都(祇園) 川上 (かわかみ)』by okamooo : 川上 (かわかみ) - 祇園四条/割烹・小料理 [食べログ]
あ〜、それにしてもいい夜だった・・・。