ある日「ほぼ日刊イトイ新聞」のメルマガにこんな案内が・・・
「大向うの堀越さん。」・・・生協のなんとかさんみたいなタイトルだけど、直感ですぐさまクリック。普段はメルマガなんてほとんど読まないのに、この時は考えるより先に指が動いたね。
ほぼ日刊イトイ新聞-感動を掛け声にのせる、大向うの堀越さん。
「大向うさん」って、公文協巡業のときに見かけたことがある。宮城県民会館での公演のとき、二階席最前列で見ていたら、右斜め後ろから「萬屋!」と声がかかった(中村錦之助襲名公演だった)。ふっと目線を動かしたら、この「堀越さん」のような感じの方がダークスーツにノータイで、他の観客から少し距離をおいて座っていた。本当の大向うさんなのか興行関係者なのかははっきりしないが、大向うさんだと思っておこうとその時は思ったのでした。
で、この連載、とても面白い!です。
最終回の「完全版」はブックマークして、思い出したときに、何度も聞いたりします(^。^)
さて、大向うさんといえば、我々の世代にはNHKで散々見た山川静雄さんですね。
あ、話の展開が強引ですか(^^ゞ
学生のときから大向うの会に入って活躍していたそう。
歌舞伎チャンネルで放送している『芸に生きる』に出演したときはナビゲーターの鈴木治彦(元TBSアナウンサー)さんとのやり取りが楽しかった。中村勘三郎〈先代)の声色が得意だったので、大向うの会から自然に勘三郎を囲む(ような)会の一員になり、歌舞伎座で声の代役までした話は面白かった。奥様ともこの勘三郎がらみの会で知り合ったらしい。ともかく、神主修行(神主の息子だから)のときに「歌右衛門の声色」で祝詞をあげて先生に呆れられたり、勘三郎の目の前で「気合いの入らない勘三郎」をやって本人に大うけしたとか、見ているこっちも大笑い。
そんな山川静雄さんが一月九日NHK「週間ブックレビュー」に出演したのを見逃したのは悔やまれるなぁ。
http://www.nhk.or.jp/book/review/index.html
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山川静雄さんといえば2000年に脳梗塞とそれに伴う失語症、心不全、結腸腫瘍による腸閉塞と相次いで大病に見舞われた。その二年前に脳出血で楽屋で倒れた文楽人形遣いの吉田蓑助とともに歩んだリハビリをまとめたこの本は一読の価値あります。
吉田蓑助と山川静夫 花舞台へ帰ってきた。―脳卒中・闘病・リハビリ・復帰の記録
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建て替え前に歌舞伎座に行きたいけど、ちょっと厳しいな。残念。