yosi0605's blog

とりとめのない備忘録です

歌舞伎座新開場 柿葺落六月大歌舞伎(その1)

先日歌舞伎座に行って観劇して参りました。

ひょんなことから日曜日に東京に行くことになってしまい、ならば一泊して前の日は歌舞伎座を見学し、寄席に行こうと考えた次第。
それでも、期待しないでWeb松竹のサイトを覗いたら、以前は完売だった第一部が「空席あり」になっていたので速攻でゲット。
「見学」ではなく「観劇」になってしまいました。


一、其俤対編笠 鞘當(さやあて)
二、六歌仙容彩 喜撰(きせん)
三、平家女護島 俊寛(しゅんかん)


お目当ては勿論吉右衛門の『俊寛』です。

海人千鳥(芝雀)のクドキがなかなか良かった。
丹左衛門尉基康(仁左衛門)が出てくると舞台がグッと華やかになるけれど、それを差し引いても梅玉歌六左団次と達者が揃っているので落ちついて見ていられた。
最後の吉右衛門の表情がある意味あっさりしていて、見ている側が一人残された僧都の心理解釈に少し悩むところ。
正解はないのかもしれない。

そうそう、花道が近い席だったので『鞘當』で勘九郎が出てきて所作を决めたときはゾクゾクとした。
編笠をかぶっていたから顔は見えないのだけど^^;

第一部の演目は花道を思う存分生かす演目ではなかったのが少し残念。
いや、勝手なもんだけど、花道の近くなんて簡単に取れるわけないんだからね。

この日の特記すべきこと!
最初の幕間でロビーに出たら富十郎夫人をお見かけしてビックリ(*_*)
『喜撰』の所化で鷹之資君が出ているからいらっしゃるのは当然だよね。
愛子ちゃんも側にいたのでした。

そして、二度目の幕間でまたロビーに出て筋書を買ったら、ご贔屓筋の案内が終わったのだろうか、吉右衛門夫人がエントランスの「中村吉右衛門受付」の女性と談笑していて、これまたビックリ(*_*)

すごい観劇になっちゃいました^^;


道路の反対から一枚

第一部『鞘當』


第一部『喜撰』『俊寛』


近い、近い


大道具さんが『俊寛』の準備


ロビーの絨毯の鳳凰


第二部は見ませんでした