yosi0605's blog

とりとめのない備忘録です

訃報 市川團十郎

生の舞台は一度だけ、2007年の秀山祭における「身代坐禅」しか観ていない。
しかし、その体から醸し出される大らかな雰囲気に魅了され、その後テレビで放送があれば欠かさないようにしていた。
歌舞伎チャンネルでもずいぶん観た。
NHKの『100年インタビュー』はDVDに録画してある。

とにかく「なんてこった」と叫びたいよ。

松井今朝子先生の追悼文
松井今朝子ホームページ: 團十郎追悼
「嗚呼、歌舞伎座は一体いかほどの人柱を捧げれば気が済むのか」

遅ればせながらamazonで注文した。
足跡を追うことしかできなくなったから。
「きのね」は場違いのような気もするけれど。


團十郎復活

團十郎復活

海老蔵そして團十郎 (文春文庫)

海老蔵そして團十郎 (文春文庫)

きのね〈上〉 (新潮文庫)

きのね〈上〉 (新潮文庫)

きのね〈下〉 (新潮文庫)

きのね〈下〉 (新潮文庫)

寝る前に少し読もうと思う。


團十郎の歌舞伎案内 (PHP新書 519)

團十郎の歌舞伎案内 (PHP新書 519)

2011年、震災の少し前だけど、親戚が白血病で亡くなっているので他人事ではなかった。

團十郎さん死去 芸も人柄も愛され
http://www.47news.jp/news/2013/02/post_20130204142045.html
〈一部抜粋〉

 歌舞伎役者の市川團十郎さんが3日夜、肺炎のため亡くなった。白血病を克服し、4月の新・歌舞伎座こけら落とし公演の出演演目も決まり、早い復帰が待たれていたところだった。突然の訃報に、ゆかりのある人たちから惜しむ声が上がった。

白血病の患者ら招待
 白血病の壮絶な闘病生活をくぐり抜けた團十郎さんは、毎年公演に白血病の患者や家族を招待していた。團十郎さんが会長を務めていた白血病患者を支援するNPO法人「全国骨髄バンク推進連絡協議会」の野村正満副会長は「患者や家族、関係者にとっても大きな存在だった。みんなショックを受けている」と話した。
 同会によると、團十郎さんは白血病から完全復帰後の二〇〇九年十一月の国立劇場での公演から白血病の骨髄移植経験者らを招待。その後も、患者や骨髄移植のドナーなどを公演に招待した。公演後に楽屋に患者らを招いたり、関係者の集いで二次会や三次会まで顔を出し、患者ら一人一人に声を掛けて回っていたりしたという。
 一一年七月には「私のような者でもお役に立てるなら」と会長職を快く引き受けていた。野村副会長は「すごい方なのに非常に腰が低く、人に優しい方でした」と話す。團十郎さんの活躍する姿は、患者の大きな活力になっていたという。野村副会長は「昨年秋に会った時は元気だったが、入院したと聞いて、お見舞いに行こうと思った時はかなりよくないと聞き、ずっと心配していた」と語った。