yosi0605's blog

とりとめのない備忘録です

盛岡そば屋寄席特別会 柳家小三治

昨日は、昨年に引き続き、盛岡に柳家小三治と一門を聴きに行った。


 


登場順に、

それぞれに面白かったんだけど、特にさん八師匠の『短命』、奥さんがご飯をよそってぞろっぺえに「ほらよ」と手渡すところ、「なんだよぉ、まるで柳家小さんのかみさんじゃねぇか」で(個人的に)爆笑!!
弟子でなければ入れられないギャグでしたね。

そして、いよいよ小三治師。
「盛岡に入りましたら雪が降っていて白鳥がいました。こういうのは我々観光客にはいいものでして」などと始まる。そして、
「昨年(二月)、ここが終わってからあんなことが起きるなんて」と東日本大震災に言及した。
その後は何を言ったかな…。
今回はまくらが随分と短く感じて、噺に入った瞬間に「えっ?もう?」と正直思った。

噺は例年どおり面白く、楽しかったのだけれど、ちょっと疲れが溜まっているように見えなくもなかった。
自分で「柄じゃない」と言いながら引き受けた(落語協会)会長職の重責が影響してるんじゃないか?
そんなことを考えてしまった。

とにかく、盛岡まで来たかいはあった。

さて、帰り際にハプニング。
前回に引き続き、車椅子に乗っている友人と行ったのだが、三階のホールで地下一階の駐車場に向けてエレベーターに乗ろうと待っていた。
エレベーターのドアが開いて、車椅子を押そうと踏み出した足が止まった。
なんと!三三、〆治、さん八、小里んの各師匠が普段着に着替えて、帰り支度で乗ってたんですよ〜(*_*)
師匠達は車椅子を見ると自然にスペースを空けて、「どうぞ、どうぞ」と言ってくれたので、思い切って入って行きましたよ。
何か話さなきゃ・・・と思いながら、口から出たのは「あ〜、緊張しますねぇ〜」だけだった(^_^;)
誰かが「もうみんな普段着ですから」と言ってくれたが、こちらは誰が言ったのか分からないほどだった。
師匠達は一階で降りるので、自分と車椅子の友人が一度エレベーターの外に出て、皆が出た後に入ろうとしたら、誰かがエレベーターのボタンを押していてくれた。
「ありがとうございます」としか言えなかった・・・ね。
車の中で、三三師匠が落語の監修をしている『どうらく息子』読んでます〜くらい言えばよかったと激しく後悔したのでした。

まぁ、そんなこんなで、ハプニングも含めて楽しい落語会でした(^^)v