yosi0605's blog

とりとめのない備忘録です

BISON片山クインテット Live at ヴァンガード

昨夜(8月17日)、復活になった気仙沼南町のジャズ喫茶ヴァンガードでライブがあった。

BISON BAND

  • バイソン片山(Dr)
  • 山村隆一(B)
  • 城谷雄策(Tp)
  • リン・ヘイテツ(P)
  • 八巻綾一(Ts)


バンドリーダーのバイソン片山は地元の某お寺の出身ということで、こちらではジャズを聞かない人でも名前を知っている有名人。
毎年、気仙沼みなと祭りのフィナーレ「大はまらいんや」にはバンドで駆けつけて盛り上げてくれている「みなと気仙沼大使」です。

にもかかわらず、人混みが苦手な自分はそちら(祭りの人混み)には近寄らないので、実は今まで見たこと、聞いたことがが無かったのでした。
いや、地元ケーブルテレビで「大はまらいんや」の中継では見ていたか^^;
そのような訳で、今回が初めてのバイソンバンド「生」鑑賞になる。


まず、復活になったヴァンガードのオーナーとマスターに敬意を表したい。





ご覧のとおり「ヴ」のところまで確実に津波でやられたのだ。
レコードもピアノもやられたらしい。
それでも中に入るとカウンターやテーブル、昔のメニューボードなどほとんど以前の雰囲気を保っている。
なんか時間が止まったような気がしたが、壁の一部が新たに塗られていたり、エアコンが新しくなっているのを見て、現実に引き戻されてしまう。


ライブは予定より少々遅れて始まったので、ワンドリンクの缶ビールはそれまでに飲み終わってしまった^^;


ジャズ・スタンダードをメインにした選曲で楽しめるプログラムだった。
休憩を挟んで2セット、そしてアンコール『セントトーマス』まで一気果敢な演奏だった。


しかし、少々気になることが。
どうもハコ=店の大きさに対してドラムのセッティングが合っていなかったのではないか?
コンボの中でドラムが響きすぎるのだ。
良い方に考えればフロントの管楽器を鼓舞しているとも考えられる。
これが個性なのかは今回初めて聞いたので判断ができない。


次のライブは20日の「ヌマフエス2011」なのだが、残念ながらこの日は気仙沼にいないのだ。
さらに次の機会に聞くことができればと思う。


何にせよ、’94年だったか、仙台での生活を切り上げて気仙沼に帰ってきたものの、戸惑うことの多かった自分に「もう少しここでやってみるか」と思わせてくれたのはヴァンガードでのライブだった。
あの時は今津雅仁(Ts)のカルテットだった。


そのヴァンガードのライブが復活したことは自分にとって例えようのない喜びであるのです。