昨日、7月26日、気仙沼市ホテル観洋にてナターシャ・グジーのコンサートがありました。
ウクライナ生まれ。
ナターシャ6歳のとき、1986年4月26日未明に父親が勤務していたチェルノブイリ原発で爆発事故が発生し、原発からわずか3.5キロで被曝した。
その後、避難生活で各地を転々とし、キエフ市に移住する。
ウクライナの民族楽器バンドゥーラの音色に魅せられ、8歳の頃より音楽学校で専門課程に学ぶ。
1996年・98年救援団体の招きで民族音楽団のメンバーとして2度来日し、全国で救援公演を行う。
2000年より日本語学校で学びながら日本での本格的な音楽活動を開始。
その美しく透明な水晶の歌声と哀愁を帯びたバンドゥーラの可憐な響きは、日本で多くの人々を魅了している。
2005年7月、ウクライナ大統領訪日の際、首相官邸での夕食会に招待され、演奏を披露。
コンサート、ライブ活動に加え、音楽教室、学校での国際理解教室やテレビ・ラジオなど多方面で
活躍しており、その活動は高校教科書にも取り上げられている。
(公式サイトより)
プログラム
アンコール
- 見上げてごらん夜の星を
- ふるさと
オープニングの三曲はウクライナの歌で、『眠りたくないの』は恋の歌だそう。
アンコールで歌われた『見上げてごらん夜の星を』は震災後にCMで話題になった。
あのCMは何人も何人もリレーで歌う趣旨は理解できるけど、曲を聞かせたいのか歌っている人を見せたいのか途中から分からなくなってしまいそうになるのが難だったような気がする。
今回はじっくり聞けて、それ以上に良いと思った。
『ふるさと』はお客さんも一緒に歌ったのだが、変わり果てた"ふるさと”を思うのだろうか、声がつまった方もいらしたような気がした。
会場のホテルが二次避難所になっているからだろう、部屋の鍵を持った方が随分いらした。
前日の福島、翌日の由利本荘と、忙しい間に立ち寄っていただいたナターシャ、スタッフの皆様に感謝です。