yosi0605's blog

とりとめのない備忘録です

おそまきながら『東京原発』

菅「崖っぷち」総理の『脱原発』記者会見があちこちに波紋を広げているようだ。


「具体性に欠ける」「延命策」云々とあちこちから非難が続出している。
思ったことを深く考えることなくポロっと言ってしまうのだから「身から出た錆」と言えることも多いけれど、菅直人支持不支持やどの政党を支持するかは別にして、今回言っていることの基本は良いことだと思う。
国会議員原子力発電に対するスタンスを明確にする時が来たのだな。


メディア自身も問われている。
「どうやって原発(依存)から脱却するのだ?」と突っ込み入れる大メディアは同時並行で地下式原子力発電所推進議員連盟(はぁ?)の議員にも「どうやって推進するのか?」聞いたほうがいいと思うよ。
谷垣禎一自民党総裁もメンバーなんだから違いを明確にするためにもインタビューする価値は充分あると思うけど。
http://www.asahi.com/politics/update/0521/TKY201105200673.html
事務局長の山本拓衆議院議員(福井二区選出)でもいいけど。著書もあるらしいし。
http://yamamototaku.jp/content/geo_NPF


で、最初から話がそれてしまったけれど、映画『東京原発』のこと。
手帳を見るとネットレンタルで借りて、2月19日に見たと記録がある。
ミツバチの羽音と地球の回転』上映会のプロジェクター担当の方が持っていたのをチェックしていたのだった。




       (  [発送日]     [返却日]   [DVD or CD]    [作品名]  )



役所広司段田安則益岡徹といったキャスティングからすでに映画の方向性は分かりきっていると言っていいでしょう。
いろいろな意味でテレビ的エンタメの発展形的な映画であります。
カリスマ独善都知事が実は深い思慮を持って行動してました、なんてところに落ちついてしまうのもテレビ的か。


ただ、この映画の中で出色なのは彩田俊樹演じる大学教授が原子力発電所の危険性を冷徹に説明するシーン。
2004年公開という時期的なものを考えると「よくぞここまで」と言いたくなる出来。
ここだけでもレンタルしてみる価値はあります。





↓同じ内容。11分07秒から御覧ください。
http://www.dailymotion.com/video/xid17e_yy-yyyyy_shortfilms
↓12分20秒まで御覧ください。
http://www.dailymotion.com/video/xid17w_yy-yyyyy_shortfilms



↓映画予告編


東京原発 [DVD]

東京原発 [DVD]

「東京に原発を誘致する!」突如飛び出した都知事の爆弾発言に都庁はパニックに陥った。推進派、反対派それぞれのもっともらしい意見が入り乱れて会議室は戦場と化し、議論が白熱する中、強引に原発誘致を推し進めようとするカリスマ都知事の真の狙いが明らかになる…。

一方、お台場にはフランスから海路極秘裏に運ばれてきた大量のプルトニウム燃料が到着していた。政府は反対派の抗議運動を避け、そのプルトニウムを一般道路で福井県原発へ運ぼうとしていたが、それを運ぶトラックが爆弾マニアの若者にジャックされてしまう。

やがてトラックは時限爆弾を仕掛けられて都庁に向かっていた。もし、爆弾が爆発すれば、東京だけでなく日本全土が広く被爆する未曾有の大惨事になることは明らかだった。果たして都知事はこの絶対絶命の危機を乗り切ることが出来るのだろうか!?